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専門家のコラム

【専門家対談】ステップファミリーのカウンセラーが語る『上手くいく家族』の特徴

【専門家対談】ステップファミリーのカウンセラーが語る『上手くいく家族』の特徴
数多くのステップファミリーの相談に乗ってきた専門の心理カウンセラーにインタビュー。「離婚の危機を迎える家庭」と「困難を乗り越えて本当の家族になれる家庭」の決定的な違いとは何か、プロの視点から紐解きます。

ステップファミリー(子連れ再婚家庭)は、初婚の家庭に比べて離婚率が高いと言われています。しかし一方で、血の繋がりを超えて強固な絆を築き、幸せに暮らしているステップファミリーもたくさん存在します。

この「破綻する家庭」と「上手くいく家庭」の違いは一体どこにあるのでしょうか? 今回は、ステップファミリー専門の心理カウンセラーとして長年活動されている専門家にお話を伺い、「上手くいく家族の決定的な特徴」を3つ教えていただきました。


特徴①:継父が「父親になろうとしていない」

カウンセラー: 「相談に来られるご家庭で一番多いトラブルの原因は、継父である男性の『真面目さ・責任感の強さ』です。彼らは『本当の父親のように愛し、しつけなければ』と肩に力が入りすぎて、子どもに過剰な干渉をして反発を招きます。 逆に、上手くいっている家庭の継父は、いい意味で力が抜けています。『自分は父親の代用品ではなく、お母さんのパートナーであり、君たちの味方になる新しい大人だよ』という、一歩引いたフラットなスタンスを持っています。この『良い父親像を手放す勇気』がある男性の家庭は、驚くほどスムーズに安定します」


特徴②:夫婦が「子どもの前でも喧嘩(意見のすり合わせ)」ができる

カウンセラー: 「ステップファミリーの妻(母親)は、『せっかく新しいお父さんが来てくれたんだから、仲良くしなきゃダメよ』と、家庭内に波風を立てないように必死になりがちです。しかし、これが一番危険です。 上手くいく家庭は、『価値観の違いを隠さない家庭』です。教育方針やルールの違いで夫婦が意見をぶつけ合い、そして『お互いに妥協点を見つけて仲直りするプロセス』を、子どもの前で堂々と見せています。子どもはそれを見て、『血が繋がっていなくても、意見が食い違っても、話し合えば関係は壊れないんだ』ということを学習し、新しい父親に対して安心して自分の本音(わがまま)を出せるようになるのです」


特徴③:「血の繋がりがないこと」をタブーにしていない

カウンセラー: 「破綻しやすい家庭は、『私たちは本当の家族と同じよ』と、血の繋がりがない事実を無意識に隠そうとします。前夫の話題は絶対NG、実子と同じように愛さなければならないというプレッシャーが、全員の首を絞めます。 一方で上手くいく家庭は、『血は繋がってないけど、チームとして一緒に生きていくんだ』という事実をポジティブに受け入れています。子どもが実の父親に会いたいと言えば『行ってきなよ』と送り出せる余裕があり、継父自身も『実の子どもじゃないから、最初は戸惑うのも当然だよね』と自分の感情を許容できています。 血の繋がりという『呪縛』から解放された家庭ほど、結果的に誰よりも強い絆で結ばれるのです」


まとめ:ステップファミリーは「時間をかけて熟成させるもの」

ステップファミリーが本当の家族の形を成すまでには、平均して4年〜7年の月日が必要だと言われています。

最初から完璧なパズルを完成させようと焦る必要はありません。 「上手くいかないのが当たり前」「ぶつかり合って当然」。そんな大らかな気持ちで、少しずつ、少しずつ、あなたたちだけの「新しい家族のカタチ」を模索していってください。

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